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2歳児「ものづくりの楽しさを伝えるハマビーズの世界」で定点観測

2015.05.16


2歳児には「作る楽しさ」の実感からスタート!

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「買って何かを得る」という感覚を既に分かっている2歳児。これから育つ子の人生においてどのタイミングから行為の一環として「買って手に入れる」という発想から「作って手に入れる」という発想を持ってもらえるか。
「ものづくりの楽しさ、喜び」を子供達に伝えたいと願う私自身にとっては、子供達にとって人生初のものづくりの楽しさを体感してもらう機会がとても重要になってきています。

これから育つ子供達はデジタルキッズになることが前提。欲しいものはほんとどのものがショップに行かなくてもネット上で購入できる時代を生きていくことになります。そういった時代を生きていく背景を想定しながら、成長の早い段階で「作る楽しさ、喜び」や、「作って手に入れたもの」と「買って手に入れたもの」の違いを実感してもらえる年齢、チャンスをずっと探っており、この4月から娘の大好きなボーネルンドで体験できるハマビーズの世界で、ものづくりの楽しさを感じてもらう定点観測を始めました。

上記の課題を抱えていつチャンスが巡ってくるかを探していた私に、ボーネルンドで遊んでいる娘の一言がきっかけで一つの定点観測が始まりました。娘が大好きなボーネルンドでハマビーズで様々な絵を作っている4〜6歳の子供達に出会いました。お母さんと一緒に集中して作っている姿にピント来たようで、自分もやりたいと言い始めました。ハマビーズの世界、2歳児にはビーズが小さすぎて摘むことも難しいくらい。そこで、店長さんの計らいで、大きいビーズで同じように作品が作れるということが分かり、作る体験ワークショップに参加しました。

初めての体験、ぐずりの時間や他にも魅力的なおもちゃがたくさんあるボーネルンドの環境で、ビーズをじっくりおいて一つのアートを完成させることなんて出来るわけがありません!初回は作ってみたいアイテムの選択とビーズを1個置いて、他に並べたビースは壊す、という過程が楽しく、ビーズと触れあえる時間をちょっと楽しみ(時間にして1分くらい)、終了という形でした。絵柄の99%は私が完成させ、アイロンでくっつけて頂いたビーズアートを持ち帰りました。

帰宅後娘の様子を見ていると、今回作ったビーズアートは「自分で作ったという体験」をもとにふれ合い家族とコミュニケーションしていると感じました。

その様子を見て、明らかに「買ったおもちゃ」と「」自分でつくったおもちゃ」への思い入れが違うことに気がつきました。その様子をみて、私は2歳児から初める「ものづくりの楽しさ」を定点観測するチャンスに恵まれました。「手編み」に関してはいつでも親が教える機会がありますが、子供に強制だけはしたくないので、今はものづくりを楽しむ姿勢を見せているのが一番で、自然体で接しています。とは思いながらも、「ものづくりの楽しさ」を、デジタルツールを使いこなす前に体感して欲しいと願う心があります。親が教えると関係性としてうまく行かないこともあり、外部の環境をうまく利用して進めていけたらと思っておりました。

ボーネルンドはテーマ毎におもちゃが並んでおり、「CRAFT & ART」のクリエイティビティを創発するカテゴリーでハマビーズが並んでおります。(売り場構成は店舗にもよります)定期的にボーネルンドに行く機会があり、ハマビーズの世界で、娘を通じて回数を重ねる毎に「どんなことがどんなタイミングでできるようになるのか」ということを定点観測して行こうと思っております。

1回目の制作物は、ship。 ビーズは2、3個。壊すことがメイン。2回目はcar。ビーズは5個くらい置けました。最初から作る行為をコミュニケーションで促していきました。3回目はtruck。今回は事前に作るコミュニケーションを全く行わず、娘の自発性で制作。ビースは10個くらい置けました。自宅における会話としては、自分で作ったものが3個くらい並ぶと安定性や確実性もあり、次の作りたい作品アイテムの会話が広がります。この時間がとても大切で、ものづくりの楽しさや喜びを体感できる場所とは別の場所でその作ったものを通じて広がる新しい世界があることに実感します。

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今は2〜3週間に1回のペースでこのハマビーズクラフトにチャレンジする機会があり、今後どのくらいチャレンジするとどんな変化が出てきて、4〜6歳の子が楽しむもう一段階上の(細かい)ハマビーズの世界を楽しむことが出来るのか分かりませんが、今は定期的に定点観測できる活動に巡り会えたので、このラインでの娘の成長を確認していきながら、私自身の研究材料にして行きたいと思っています。

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