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アーツ千代田3331 夏のこども芸術大学

2015.08.14


【好奇心から探究心へ 探究心を伸ばして自信につながる創造力を育てたい】

小さいうちに好きなものやコトに出会い経験を重ねてきたら、次は深く取り組みたいと思うことを子供にやらせたい。時間が過ぎるのを忘れ、真剣に夢中になっていることから、更にもう一歩深く探るチャンスが生まれる。

これからの時代、情報化社会が発展するほど自己表現能力が大切になってくる気がします。この自己表現能力、小さいうちは学力という視点ではなく、手を使ってものを作ったり、描いたりするクリエイティブな分野で気軽に磨くことができ、自信につなげることができると思っています。

この夏、私のキッズ向けワークショップ研究と娘の見えない才能をカタチにする機会を兼ね、六本木ヒルズや新宿伊勢丹のcocoiku等様々なワークショップに参加しています。その中でも一番母娘共に興味深かったワークショップがありましたので、ご紹介致します。

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それは、アーツ千代田3331が主催する「夏の3331こども芸術大学」の「ぐちゃぐちゃ絵具遊び」という授業です。「つま先から頭のてっぺんまで使って、絵具と遊ぼう」という内容で2時間のワークショップ。元々娘が絵具の原液を素手で描く遊びが好きで、長く興味を持っていることから、この分野で更なる楽しさや豊かさ、年上の子供達と共有する経験を体験させたいと思い、申し込みました。

実際の会場では、普段描いている画用紙の2倍の紙に、絵具の色を自分達で選び付け加えながら、手や足を使って自由にパフォーマンスしていきます。うまく描けているかは関係なく、「絵具を手や足で触る」「水糊りと混ぜた時の感触を楽しむ」「絵具の色を重ねた時の変化を知る」という過程にフォーカスした授業で、2時間のワークショップはあっという間でした。

参加者は、小学生6人、小学生以下6人という構成。みんな楽しさと真剣な表情が合わさっていました。そして2歳半の娘が2時間のワークショップを受けることができたことに私は感動しました。

今回のワークショップに参加して感じたことは、芸大・美大卒の絵画講師陣や実際に活躍しているアーティスト(日比野克彦さん等)が先生を務めており、いずれもその分野の専門家であること。専門家だからこそ知りうる新たなものの見方や道具の使い方、ものづくりのプロが伝授してくれるという点でした。まさに、好奇心からの探究心を育てるには、専門家の力が必要であると改めて実感させられました。

私自身、手編みの専門家の立場であるのと、2歳の娘を持つ親という二つの視点で勉強させられた授業でした。娘と過ごす今年の夏。親子2人で成長できる体験はとても貴重でした!

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