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【キッズ編み物への道:年少 かぎ針で編むネックレスからスタート】

2016.08.11


Knit Graceでは、幼少期の編み物との出会いを大切に、何歳くらいから「編む」に通じる手の動きができるのか、また、「編む」という仕組みを理解できるのかを研究しています。

今回は、1番最初の作品として、かぎ針を使ってネックレスを作りました。

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「編む」という手の動きは、日常生活で触れることが少ないため、子供達は「編む」という仕組みを理解するところから始まり、新しい手の動きと出会います。
「編む」という行為は、糸や紐、髪などを互い違いに組み合わせて、一つの形に作り上げる行為です。その中でも「編み物」は、編み針や編み機というツールを使って衣類や装飾品などを作ることを言います。現代では編み針を使わない「ゆび編み」も流行っていますが、Knit Graceでは、編み針を使って編むという行為を編み物の基本として捉え、子供達のこのカルチャーとの出会いのタイミング=導入から、好きになる発展段階までを研究しています。

我が子の成長を通じて、何歳くらいからこの仕組みを理解し、手を動かすことができるかを定期的にリサーチしており、年少になって、ようやく仕組みの理解と手の動きが同時にできる月齢に達してきたことが分かりました。

最初の編み物での制作アイテムは、かぎ針で編むネックレス作り。太めのかぎ針、糸を使い、鎖編みを10〜15目編み、これをネックレスにします。指で編むこともできますが、子供達は本物志向でツールを使いたがるのと、好きになってきた時にステップアップしやすいように最初から道具の使い方に慣れて欲しいため、かぎ針を持たせて「編む」というカルチャーに出会ってもらいます。

次に大切なことは、糸の扱いに慣れるということです。年少以前で糸と触れる手の動きは、そのほとんどが「糸を切る」「糸を穴に通す」「糸を引っ張る」などです。その延長線として次のステップで「糸を縫う」「糸を編む」が位置づけられます。馴染みのある素材を新しい手の動きを施すことによって新しい形に作り上げる、この過程を通じてカルチャーの面白さに出会うことができます。

新しいカルチャーとの出会いは、「できた!という喜び」から始まります。
今回鎖編みという1番簡単な編み方で、数回繰り返し手を動かすことで作りあげることができるネックレスは、飽きっぽい子や興味があまりない子にもチャレンジできます。

「編み物」は、手先を使うカルチャーで、脳の活性化を促すとともに、集中力、継続して物事と向き合う力、好きなものを作るという創造力、デザイン力等様々な能力を養うことができます。また、作り上げた達成感から深い喜びを感じることも出来ます。様々な能力を養うことが出来るこの編み物のカルチャーをぜひ小さいうちから触れて欲しいと思っています。
子供達にとって簡単で魅力的なアイテム作り、これからも継続的に提案して行きます。

【3歳1ヶ月前後の様子】
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