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3歳の娘とアイロンビーズでお顔作り 脳育・発想力・想像力遊び

2016.12.12


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娘が2歳の頃から2つの思いがあり、アイロンビーズを不定期で楽しんでおりました。1つは、指先を上手に使えるようになって欲しい、2つ目は、ゼロベースからものを組み立てる発想力・想像力を養いたいという思いです。

アイロンビーズ、アクアビーズ等の玩具が多く出ておりますが、私はボーネルンドで売られている大きめのビーズが、月齢が小さい子供の入門編にはサイズ的にちょうどいいと思い、いつでも何でも作ることが出来るように、丸型のビーズを置く台がついているビーズセットを自宅に置いておりました。(通常は作るアイテムを限定した型が売られていますが、プレーンでシンプルな、無限大の表現が楽しめる丸型の型を意識して選んでおりました。)
この丸型のビーズセットには、下絵の見本が入っており、この見本の上に型を載せ、下の絵と同じ色のビーズを置いて行けば、アイスクリームやリンゴ等作ることができるようになっております。ですが、私の娘と私は、その見本と同じようにビーズを置くだけでは面白みを感じることができず、幾度となくビースケースを出しては遊ばずに片付けるということを繰り返しておりました。

先日、アイロンビーズをやろうと言う時に、娘からの一言「私のお顔を作りたい!」。この言葉に私の頭は一気に回転し始め、2人で「ココはお口」、「ココはお目目」、「髪型はこんな感じ」等と言いながら、思い思いに自由にビーズを置き始めました。2人で会話をしながらイメージを共有して、色を選び、置く場所を決める。徐々に完成して行く顔が楽しみで、つい時間を忘れて遊んでおりました。

娘も頭の中で想像しながら色の組み合わせを考えてビーズを置くのを楽しんでいた様子が手に取るように分かり、2歳の頃アイロンビーズと向き合った時、5個のビーズを置くだけで飽きてしまっていのに、今では型の半分はビーズを置くことができるようになっていました。
1つ顔を作り終えると、そのビーズをどのようにアイロンをかけて仕上げるのか、という完成に至るまでの全ての工程を理解したがり、しっかりと飽きずについてくる様子に、とても成長を感じました。

自分の顔を最初に作り、次に生まれた赤ちゃんの顔、主人の顔、私の顔と何日かに分けて作って行きました。ちょうど息子の顔を作っているときは下の歯が2本生えてきたところだったので、下の歯2本を白のビーズを置いて表現したり、パパのお顔は、パパの好きな色のイメージや組み合わせで、私の顔には、私の好きなラベンダーカラーを使ってみたりと、その人をらしさを色で表しながら、作って行きました。

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私は娘が小さい時から、型にはまった表現というのではなく、個性のある自由な発想による表現、クリエイティブのアウトプットができるような子になって欲しいと思っておりました。そのための土台作りを、絵本を読んだり、ワークショップに一緒に参加したりして、積み上げてきました。現在3歳10ヶ月になり、今回娘との遊びを通じて、徐々にアウトプットが出てきたなと実感した瞬間でした。

最後に、”この自由な発想で楽しむアイロンビーズ遊び”は、とても脳育になっています。指先や手先を使うことは、脳の中でも感情のコントロールを司る前頭葉を活性化し、指先が器用になるだけでなく、穏やかなお子様に育ちます。ビーズの型の中でどこにどんなビーズを置こうかと顔の構成を思案する力は、形や方向の理解を司る頭頂葉を刺激、数十種類のビーズから色を選ぶ力は、後頭葉を育てています。人間の脳は、0歳から3歳までに約80%、6歳までに90%が完成する中で、小さい頃から脳育遊びをすることはとても大切なことですね。

家族4人の顔が完成した後は、次はグランマの顔を作っています。今はどこまでビーズのお顔で家族の輪が広がるのかとても楽しみです。

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