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4歳 “楽しい!”という実体験が子供の記憶を豊かにする〜芸術鑑賞で脳育〜

2017.02.24


私自身が子育てで大事にしていること、それは「楽しい!という実体験をさせること」。この「快」な感覚を持って体験したことは、五感と一緒、感情とともに記憶され、子供の長期記憶の定着に一番影響します。4歳の娘は美術館が大好き。美術鑑賞をしながら楽しく様々なインスピレーションを受けている経験を積み重ね、記憶が豊かに広がっているのを感じています。

今回は先日訪れた美術館での様子と子供の記憶について書いてみたいと思います。

私達家族はアート展を家族一緒に楽しむことが好きで、毎月1回くらいは何らかの展示会に足を運んでいます。4歳の娘は、生後4ヶ月くらいのときから定期的に美術館に行っており、日本だけでなく、上海、パリ、ニューヨーク、ハワイと海外の世界有数の美術館や展示会にも足を運んでいます。

私自身、幼少の頃は美術館やアートが苦手で、学校の社会科見学以外で訪れることはなかったのですが、社会人になり、仕事で関わってからは、アートに触れる時間が大変豊かで、様々な刺激を与えてくれ、インスピレーションが湧く源泉であることを感じ、定期的にアートに触れる時間を楽しく作るようになりました。

娘にはできれば小さい頃からアートを楽しんでもらえる環境が作れたらという思いがあり、赤ちゃんの頃から家族で訪れては娘に様々な言葉を語りかけてきました。展示の内容も親の好きなものだけにせず、ジャンルや時代を問わず、一緒に行って会話をしながら見る時間を作っています。祖父母含めた三世代で行くことも多く、娘のアートに対する反応も出てきて、最近では気に入ったギャラリーからは娘が動かず見ているという状況も生まれています。

今月行った美術館、展示会は2つ。1つ目は、熱海市にある「MOA美術館」http://www.moaart.or.jp/
祖父母含めて三世代で訪れました。今月頭にリニューアルオープンしたばかりで、展示スペースの設計は、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏によって主宰される「新素材研究所」が手がけました。立地環境と展示スペースの空間の使い方は素晴らしく、スタイリッシュで洗練された空間に置かれた杉本博司さんの作品、また重要文化財の作品は、来場者にとって大変素晴らしい印象を受けました。
娘は現代アートやデジタルアート、ビデオアート等が好きなので、自分の興味のある作品は少なかったようですが、それでも巻物に書かれた紫式部や西行の絵を見て、「これ百人一首だ!」と言っていたり、大きな屏風に西洋絵画が書かれたものは親しみがあったようでじっと食い入るように見ていました。私自身も子供が飽きないように、また自分の志向を持つようにという思いがあり、重要文化財の作品に関しても素通りしてしまってはもったいないので、「好きなものがあった?」「ママはこれが好きだよ」等とコミュニケーションをとりながら、一緒に見て回りました。見終わった後の帰りの車内では、三世代でどんなふうに感じたかの会話。娘自身、自分の感じ方以外に他の人がどう感じたかということもきちんと受け止めることができていて、家族でとても良い体験ができました。翌日自宅で突然いくつもの絵を紙に書き出し、「美術館ごっこ〜」といいながら、自分にとっての美術館という空間を表現しておりました。このような反応は今回が初めてで、自身が体現したことをアウトプットしてくれた瞬間でした。

もう1つ訪れた展示会は、日本橋茅場町で期間限定で開催している「見て食べる体験型デジタルアート 食神様の不思議なレストラン」https://tabegamisama.com/
世界最高峰のデジタルアート集団“モーメントファクトリー”が手掛けるミステリアスな和食の世界。稀代の料理人とのコラボレーションで生み出される新感覚の“見て食べる体験型のデジタルアート展です。現在未使用のビルの有効活用として開催されていました。四季と自然が育む米や食材をモチーフにしたプロジェクション・マッピングやシノグラフィー(光と音の舞台装置)により、日本人が知らなかったユニークでミステリアスな和食の世界を創り出し、世界中で愛される和食の魅力を再発見していく。
本アート展は、ただ見るだけでなく「見る」「触る」「聞く」「嗅ぐ」「食べる」という五感で体感する新感覚の展覧会。古事記をエッセンスにし、来場者は五穀豊穣の神様の使いであるキツネに化かされて神々の住む森へと迷いこみ、神様のレストランを目指す途中で和食の魅力を体験していくストーリーで展開しています。

デジタルアートは、現在ではチームラボが代表的で、娘も小さい頃から触れており、とても好きなので、この独特な世界観を上手に楽しんでおりました。0歳の息子も不思議な世界観が面白いようで、目をキラキラさせながら五感のアンテナがフル回転しているようでした。

このような芸術鑑賞は、脳の中でも頭頂葉の部位に刺激を与えます。また、五感や感情を伴う実体験は、長期記憶に一番影響しやすく、特に1回「楽しい!」という「快」な印象で記憶に残ると、次回以降も「美術館=楽しいところ」という記憶で繋がるので、自主的、前向きな気持ちで捉えてくれます。
このように芸術鑑賞に限らず、子供の頃にたくさんの楽しい実体験を積むと、脳の中で様々なシナプスが生まれ繋がって行き、フィードバックを繰り返しながら強固なものに育っていきます。記憶の中でも短期記憶、中期記憶、長期記憶とありますが、短期記憶は、容量も限られており、リハーサルをしていないと維持できない記憶ですが、それに対して、長期記憶は、容量は膨大、無限大で一生残る記憶となります。幼少の頃にこの長期記憶の容量を広げておくことがとても大切で、ぜひお子様に様々なたくさんの「快」な実体験をさせてあげたいですね。

4歳 バレンタインお菓子作りで脳育 

2017.02.16


先日バレンタインに合わせて、4歳の娘とお菓子作りを楽しみました。せっかくの機会なので、無理なく楽しみながら脳育も意識して取り組めたらと考え、2種類の味のクッキーとチョコレートを5人分作ることにしました。
クッキングは、脳の中でも頭頂葉という五感、ボディーイメージ、視空間認知力を司る部位を多く使うことが分かりました。このように日常的に楽しめることを脳育的観点から意識して行えることは多く、遊びの中で脳育体験をすることが出来ました。以下具体的にご紹介したいと思います。

まずは、4歳の娘が飽きずに疲れず最後まで取り組むことが出来るよう、テンポよくクッキーとチョコレートを作る作業を進められるよう、要領を整えました。

チョコレート作りは、動物の型に湯煎したチョコを流し込む作業です。これはボディーイメージと視空間認知力を高めています。自分が空間に対してどのように手を動かすと上手に綺麗にチョコレートを流すことができるのかを考えながら作業をしています。手を動かしながら集中力を必要とします。

クッキー作りは、粉を混ぜ、丸め、伸ばし、型を抜き、焼く作業です。粉を混ぜる作業では、ボールから粉が落ちないように上手に混ぜることを意識。こちらもボディーイメージと視空間認知力を鍛えています。また捏ねながら丸める作業は、触感を楽しむことができ、五感を刺激しています。型を抜く作業では、出来た生地にどう型を配置したらよりたくさんのクッキーが作れるのかを意識しながら行います。この時は、形を理解し意識することが大事で同じく視空間の認知力を養うことができます。

結果、お菓子作りは、視空間の認知力、ボディーイメージ、五感、形の理解というすべて脳の頭頂葉という部位で司る能力を鍛えることができると分かりました。クッキーの形を作っているときは手先、指先も使っており、こちらは前頭葉も刺激しています。

クッキー、チョコともに出来た後はラッピング!まだ4歳の娘には難しかったですが、作ったものを5人の人に分けることを意識して、袋に入れていきます。何個づつ入るかな?と声を掛けながら、数の概念のトレーニングを行いました。まだかけ算や割り算は分かりませんが、こうした実体験を通じてものを分ける経験を積んでいると、算数の世界にも自然と入って行くことができるかなと思っています。ラッピングの袋に入れる作業も実は容易な作業ではなく、手先をたくさん使って袋を開け、この空間にどのように入れると上手に入るのかを考えながら進めることになりました。

作り始めてから最後のラッピングまで約3時間。ほとんど集中力を切らさず、最後まで作り上げました!

作る数が多かったので、娘はどこまで取り組むことが出来るのか様子を見ながら進めてきましたが、こんなにも長い時間、また全ての工程を自主的に取り組むことができました。完成後はその頑張りをとても誉めてあげました。作り上げた喜びとやりきった達成感は、クッキングが楽しい!という快な経験として、五感と一緒に記憶に残ると思います。子供の頃に大切にしたい記憶とは、このような実体験を通じて五感と一緒、感情とともに刻まれる長期記憶です。脳における長期記憶の量は無限大と言われていて、たくさんの実体験させてシナプスを強固にしていってあげたいですよね。(実はこのお菓子作りの後、キックスクーターに30分乗って、自分自身で作ったものを届けるというミッションを与えています(笑))

今回のお菓子作りを通じて、クッキングは自身の手を使ってものを創造すること。脳の前頭葉、頭頂葉、後頭葉をバランスよく使うことができました。
毎日のお料理でもたくさん私達は脳を使っているんですね。

日頃の取り組みの中で脳を使うことはたくさん!そんな中で脳育的観点から物事を見て掘り下げて捉えてみると、実は手軽に気軽に脳育できることって多いんですね。親としても娘と一歩距離を置いて客観的に接することが出来、とても充実した有意義な体験となりました。

娘4歳の誕生日 ギフト教育の観点から育児の見直しと今後の育て方について

2017.02.08


娘が先日4歳の誕生日を迎えました。2月生まれにも関わらず、身長は年少クラスで一番大きく、大きな病気もなくすくすくと健康に明るく育ってくれている娘にとても感謝しています。

昨年末ギフト式乳幼児教育アドバイザーの資格を取得し、0−3歳の3年間で脳の80%が形成され、この時期がその子の人格形成に最も影響を与える時期であることを知りました。既に4歳を目前としている娘において、これまでの育児の見直しをし、どんな土台(ベース)が培われていて、今そのベースにどんな能力が個性という芽として出てきているのかを真剣に考えるきっかけになりました。

ギフト教育を学ぶ中で、脳の形成過程を軸に考えると、それは胎内にいた時から始まっており、娘がお腹の中にいた時に、私自身がどんな生活をしていたのか、どんなことを楽しいと思って感じていたのか、その時から遡ってひも解き始めました。お腹の中に赤ちゃんがいる時、赤ちゃんはママが見ているものを胎盤を通じて受け取り、お腹の中で同じものを見ています。ママが心地いいと思ったことには、βエンドルフィン(別名「幸せホルモン」)が分泌され、同じように胎盤を通じて赤ちゃんに流れ込んでいます。産後娘を育てる中で、娘が意識を向けることや好きになることは、実はお腹の中にいた時に私が触れていた世界観と通じるものが多いと言うことが娘のアウトプットやコミュニケーションが増えるにつれ見えてきました。(具体的なお話は別途記事として投稿したいと思います。)

さて、4歳まで育った娘を客観的に分析し、どんな本能が伸びてきているかな、好きかな、得意かな、逆に苦手意識を持っているものはあるかな、好きにならない遊びはなにかな、それはなぜなのかな、どんな育て方をしてきたからなのかな、今後個性として引き出してあげたい分野はどんなものだろうか。ギフトを学べば学ぶ程、親として作ってあげることができた環境と、全くできなかった環境=育て方が浮き彫りになってきました。

私にとっての娘の育ちは、親になって初めての子育て。右も左も分からず、様々な本を読みながらも自分なりに考え、夫婦で話し合ったり、親に相談しながら、ここまで進めてきた育児。正解もなく、これで本当にいいのかという自信も持てずに向き合ってきました。その中で1つ分かったことは、親の好きなことはどんどん取り組ませておりましたが、私自身(母親)が苦手だと思うことはやらせずに育ててきてしまったという事実です。バランスよく育てるという意識が欠落しておりました。

今娘が好きなことや得意なことは、実際に脳のどの部位を多く使う遊びが多いのか、どの分野が発達してきているのかを抽出し、逆に触れてこなかった遊びは脳のどの部位を発達させる遊びなのか。脳の部位別に分析して、得意なことと触れてない遊びが同じ脳の部位を発達させる場合、これからどんな遊びを入れてあげて伸ばしてあげると、脳の神経伝達回路が繋がってくるのか。またその時に、その子の能力に合わせてスモールステップをしながらレベルを段階的に上げ下げしていき、苦手意識を持たせないで、「楽しい!できる!」という状況で受け入れてもらえるのか。ギフトで学んだ脳育の遊びをさりげなく日々の生活に取り入れて娘の能力をチェック。この分野はこの程度、この分野は親が触れさせてあげてなくても結構育っている、この分野は年齢に対して理解が低いな等、分析をしました。できること、できないことを年齢に対してみて行くのではなく、適期を見ながら育てて行くことを意識し、脳の90%が形成される幼稚園卒園までの6歳を目標に、バランス良く娘の脳を育て、たくさんの神経回路を通わせてあげ、その土台を整えてあげた上で、好奇心を強く持つことには個性として伸ばしてあげたいという目標を私自身も持つことにしました。

最後に、4歳の誕生日プレゼントは、親からは図鑑をプレゼント。本が大好きな娘には、少しでも自ら学びたいという好奇心を育てて欲しくこちらをチョイス。祖父からは一輪車を。小脳で司るバランス感覚を日頃磨いている娘。2歳でスクーター、3歳1ヶ月で補助輪を使わず自転車に乗ることが出来ました(ヘンシンバイク)。このバランス感覚を小さいうちから継続的に育ててあげたく、元々小学生が一輪車に乗る姿を見て興味を持っていたので、祖父から贈って頂きました。祖母からはリカちゃん人形。4歳の女の子と言えば、皆がプリンセスに憧れを持つ時期。ごっこ遊びが大好きな娘は、リカちゃん遊びをする中で、自分を重ね合わせ、プリンセスの気分を味わうことができます。様々な場面を想定して話を作る遊びを通じて、優しい人の気持ちがわかる豊かな心を育てて行って欲しいと思っています。

ギフト、それは生まれ持った才能という意味。
ギフト教育を学び、自分が構成する育児に少し自信を持つことができ、3歳を過ぎ脳の形成過程90%を迎える第2ステージを生きる娘に、今日、今、この時間、この場所でどんな遊びをして上げたらいいのか。その場にある身近なものでできる脳育遊び。親としての知識とノウハウを習得し、私自身も娘と接する時間の大切さを肌で感じ、日々の育児がとても楽しくなりました。

具体的な取り組みを少しづつBlogでご紹介していき、皆様からも暖かい眼で見守って頂きたいと思っています。

SKI YARN 2017春夏糸の展示会

2017.02.02


スキー毛糸は、段染め糸が元気! 明るく元気になる段染め糸が発表されていました。

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DARUMA 2017春夏糸の展示会

2017.02.01


ダルマの新糸は2つ、【GIMA】と【iroiro】です。

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【GIMA 】
暮らしを豊かにしてくれる、自然となじむ雑貨を編みたくて作った糸です。涼しげなコットンリネンにギマ加工を施して生まれた糸。ギマとは、「擬麻」と書き、麻のような風合いに仕上げること。コーティングすることにより、糸の毛羽立ちを抑えて清涼感のあるハリが生まれます。また、テープ状になった糸の幅と硬さにもこだわって出来た糸で、軽くてしっかりとしたバッグや小物を作ることが出来ます。

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【iroiro 】
50色のカラーセレクトで、見ているだけでもワクワクする糸「iroiro」。小物の作品づくりに便利な20g巻。糸の色だけではなく、名前にもこだわり、”フラミンゴ”、“ピスタチオ”など、名前を見ただけでぱっと色がイメージできるような呼び名を付けて愛着が湧く仕掛けを盛り込んでいます。
色をセレクトして作る可愛らしいオリジナルポンポンやたくさんの色を使った編み込み模様の作品に最適です。

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ダルマさんの糸は、ライフスタイルシーンからあったら良いなという糸を企画して作られているので、作品作りがとてもスムーズに進められますね。


【毎年展開している定番の糸】

その他定番の春夏糸も継続展開されています。

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