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銀座の新しいランドマーク GINZA SIXオープン!

2017.04.26


先週オープンした銀座の新たなランドマーク『GINZA SIX』に行ってきました!モノ消費からコト消費の時代に相応しいラグジュアリーなショッピング環境に心躍りました!館内にはアートがたくさんあり、ショップとアートが融合した素敵な空間が広がっていました。

屋上庭園は、銀座の空の庭のような感覚で心地よく、銀座を起点に東京を一望できる景色が新鮮でした。

館内は平日でも大変混んでいましたが、17時頃からなら早めのディナーでレストランも入れ、家族で素敵な時間を過ごしました☆

私が前職で勤めていた頃から開発の話が上がっていたプロジェクトが、今こうして新たな形を持って街の歴史の1ページを刻み始めた、この施設の開業に実に多くの人々が携わってきた様々な思いを感じ取りました。そして開業に全力で携わっていた主人の仕事を家族として応援することができ、また子供達に見せることができ、とても光栄に思っています。
銀座、そして東京、日本を代表する新たなランドマークとして、末長く愛される施設となることを祈っています!
https://ginza6.tokyo/

娘の幼稚園グッズ新調〜年中女子プリンセスに思いを馳せる、実はママからのお守り〜

2017.04.11


4月より年中に進級した娘(4歳)。いつでもプリンセスになることを夢見ている彼女に、少しでも親として思いを表現してあげられることはないかなと考えを巡らし、1年使って色褪せた幼稚園グッズを新たに新調しました。キャラクターものを買って与えるだけのコミュニケーションでは親としての私が納得いかないので、どんなものが欲しいのかイメージを膨らませ、オリジナリティのあるものを作る過程を会話で楽しむことが出来る「手作り(ハンドメイド)」スタイルにしました。

まずは布地選び。娘とプリンセスのイメージを話しながら出てくるキーワードで検索し、娘のイメージに合うものを2人で選びました。娘から出てきた言葉は、「プリンセス」「ユニコーン」「牡馬」「マーメイド」等。幸いネットショップで気に入った布地を選ぶことができ、制作スタート。

ミシンも定期的に踏んでいないと勘がなまってしまうので、感覚を継続するための良い機会だと捉え、楽しくミシンで「お弁当袋」「コップ袋」「ランチョンマット」を作りました。
たいした出来映えではないですが、娘がとても喜んでくれたので、ホッとしました。

実はこの3つの幼稚園グッズの新調には、親としてのささやかな願いが込められています。年中になり、新しいクラス、新しい担任の先生、新しい教室。慣れた幼稚園の中でもまた緊張があり、自分の立ち位置や存在を時には見失ってしまうこともあるかもしれない。そんな娘に、毎日の幼稚園でのお昼ご飯の時間は、ママと一緒に話をして作った、本人しか持っていないオリジナルの大好きなランチョンマットを広げて食べるご飯の時間。この時間で緊張がほぐれ、もし不安があったとしたら自分というものを取り戻して欲しい。自分のことをいつも見てくれているママからのお守りという思いを込めて、新調しました。娘には私の思いは伝えていないですが、毎日の様子を見て必要があればそんな声掛けをしてあげたいなと思っています。

幼稚園生活を1年見て、残り2年。親として、幼稚園生活と娘の成長のバランスを新たに意識する必要があると感じ、この幼稚園グッズの新調をきっかけに自分自身にもギアが入ったそんな楽しい制作時間となりました。

お絵かきの想像力、脳育〜子どもの豊かな心と対話する〜

2017.03.17


最近4歳の娘が描く絵を見て、「この子の心、健康でとても調子いいな!」と感じることが続いています。編み物の編み地を見て、編み手の置かれている心境が手に取るように分かるように、娘が描く絵を見ていると、その絵を描いている時の娘の心の状態が見えてきます。描いた絵を通じて娘と会話をすることが楽しく、どうしてその絵を描いたのか掘り下げて尋ねると、普段会話に上がらない娘の心象風景や気持ち、情緒を知るきっかけになります。

最近描いた絵で、私が気に入っているいくつかの絵をご紹介します。
上の絵は、「大好きな迷路」。普段楽しんでいる迷路を自分なりに表現。色の使い方、クレヨン、マーカーの使い分けが私のお気に入りです。(描写時3歳半)

下の絵は、「河川敷でライオンの凧をあげている絵」。幼稚園で行ったお正月遊びで河川敷で凧揚げをしたことがとても印象に残っているようです。ライオンの凧ではなかったと思いますが、娘はライオンが好きなので、おそらくライオンの凧を描いたのでしょう。緑の色鉛筆が河川敷の草木を良く表現しています。(描写時4歳1ヶ月)

次の絵は、「ハワイの空、ヨット、海、お魚の絵」。ハワイに行ったことのある小学生のお姉ちゃんとハワイについて話をしている時に描いた絵です。3歳半で行ったハワイ旅行は娘にとってとても印象深く残っているようです。全てブルーで構成されている絵ですが、空、ヨット、海、お魚とブルーの中でも色を使い分けて描いています。また立体的な構図を上手に捉えています。(描写時4歳1ヶ月)

最後の絵は、「ひまわりを見ている私」。これは夢で見たことを再現したとのこと。まだひまわりが咲く時期ではないですが、図鑑で見たひまわりの印象がそのまま夢に出てきたようです。これは幼稚園の自由遊びの時間に描いています。人や動物の絵が多く、花の絵をあまり描かないので、驚きました。(描写時4歳1ヶ月)

このように、子どもが描いている絵を見ていると、様々な子どもの想像力に触れることが出来ます。「お絵かき」とは、言葉が未熟な幼児にとって、自身の心をアウトプット、表現できる手段で、描いた絵を通じて子どもが感じているいろんな思い=心の中を知るきっかけになります。まさに、「お絵かき」とは、子どもの心が聞こえてくる、子どもの豊かな心と対話できるとても素晴らしいツールだと感じています。

こんなふうに感じていた矢先、子どものお絵かきについて更に見識を深める素晴らしい本に出会いました。美術研究の大家、皆本二三江著「『お絵かき』の想像力」(2017年2月発刊)です。この本は、子どものお絵かきを通じて絵の不思議と子どもとの関わり方、子どもの持つ可能性を探っています。

この本の中で、私自身が興味を持ったことを少しご紹介したいと思います。

まず、2〜3歳の子どもって人を描く時に、頭から手や足の出る「頭足人」を描くんですよね。これってとても可愛い絵なんですけど、よく見るととても不思議な絵なんです。娘もずっとこの絵を描いてきて、4歳になり、ようやく身体を描くようになりました。それでも手は顔から出ていたり、顔と胴体のバランスは圧倒的に顔が優位な絵を描いています。これは、著者曰く、頭足人とは非常に古い時代の人類の祖先の姿であって、祖先から受け継いできたイメージを描いていると言っています。世界中の子どもが同じ順序で同じような形の頭足人を描くようです。

●3歳前半に描いた自分の顔

●4歳1ヶ月の時に描いた自分の顔

また、子どもって何かを見てそれを似たようなカタチとして描こう、とお絵かきをするのではなく、何も見ないで心の中にあるイメージを持ちながらそれを表現していることが多いと思います。私達大人が何か絵を描く時は、何かを見ながら似せて描こうとしますよね。だから絵が上手とか下手とかいう話になりやすいですが、子どものように心の中のイメージを表現しているのであれば、どんな絵でも上手に表現できたね、というスタンスで捉えることができます。このことに関しても、著者は、子どもは何かを見て描くのではなく、内部に持つイメージを描く、内部に持つ天性の能力の発露だと言っています。

その他に、本の中では男の子の絵と女の子の絵の違いについて記載しています。幼児の自由画における男女の表現傾向は、モチーフ、構図、色彩、配色等様々な分野で異なります。私自身娘と息子の育児生活の中で、改めて男女が生得的に持つ興味の違いについてはっとさせられることが多く、この絵の違いに関しては、これから息子のお絵かきが始まる中で、興味深く見て行きたい分野になっています。

また本の中には、幼児には絶対色感があるという話も出ております。大人になるに連れて退化していくと。まさに幼児期の子どもの脳は特別脳であることを実感します。

最後に、脳科学の観点からお絵かきや塗り絵を見てみると、実は脳の全体を使う、脳育に大変効果があります。
まず、手を動かして作業をすることは、前頭葉の運動野を刺激、下絵を塗ったり、どんな絵を描こうか等プランを立てるのは、前頭葉の中の前頭連合野を刺激しています。
絵の全体のバランスを把握することは、頭頂葉が司る機能で、絵を見定めたり、どの色を使おうか等の色彩に関しては、後頭葉を使っています。描いている絵の形や色に関する記憶を参照することは側頭葉を刺激しています。このようにお絵かきや塗り絵は脳全体を使う、とても素晴らしい遊びとなっています。

過去に娘が表現した絵に関するBlogを書いております。もしよかったら合わせてご参照頂けると幸いです。
・2歳児が描くパパとママのイメージ
http://www.knitgrace.com/2016/01/30/1877/

・2歳児 ブルーにまつわるエピソード
http://www.knitgrace.com/2015/10/22/1414/

・アーツ千代田 夏のこども芸術大学
http://www.knitgrace.com/2015/08/14/1165/

・クリエイティブマインドを育てたい〜絵の具お絵かき編〜
http://www.knitgrace.com/2015/07/11/970/

育児中の自分の高め方〜六本木ヒルズ森美術館でアート鑑賞

2017.03.13


平日娘が幼稚園登園後、「N・S・ハルシャ展〜チャーミングな旅」「Media Ambition Tokyo」を観に六本木ヒルズへ。オーディオガイドを借りながら、息子と静かにアート鑑賞。

インド現代美術のなかで最も洗練されたアーティストの1人で、南インドの古都マイスールを拠点に国際的に活躍するアーティストの作品からは、インドカルチャーを強く体感!優しくチャーミングな色使いの作品は受け手の印象を和らげ、またアーティストの心の根底に潜む強さが前面に出る作品からは、インドの国柄や歴史を感じることができました。とにかく人がたくさん描かれている作品が多く、国家における人口の多さと多民族、多言語、多宗教の国であること、また人の手がもたらすパワーを感じました。193台のミシンが並ぶギャラリーでは、壮大な生産工場を彷彿とさせ、国際連合加盟国の旗が並んでおりました。
インドに所縁のある方、ぜひオーディオガイドを聴きながら作品を見られるとより一層深く作品鑑賞を楽しむことができると思います。
日常の生活でインドカルチャーに触れる機会はなかなかないので、アートを通じて体感できた貴重で有意義な時間となりました。

今は育児がメインの生活で、ニットサロンを開いたり、編み物に触れる時間を作ることができませんが、こんな時だからこそできる自分の高め方を意識して生活をしています。アートに触れる時間は、たくさんのインスピレーションやアイデアが浮かぶ源泉のような豊かな時間です。

「N・S・ハルシャ展〜チャーミングな旅」

「Media Ambition Tokyo」

3-4歳 アクアビーズで脳育〜指先の動きは脳の前頭葉を刺激、感情コントロールが上手な穏やかな子に〜

2017.03.08


昨年12月のクリスマス、娘が3歳の時にサンタクロースからの贈り物でもらったアクアビーズ。直径約3mm程度のビーズを、下絵を見ながら型にはめて絵柄を完成して遊ぶビーズ遊びです。このビーズ遊びは、指先に意識を向け高い集中力を要しながら完成させる遊びで、脳にとても良い刺激を与えます。特にこの指先の動きというのは、脳の中でも感情のコントロール、人格形成を司る前頭葉に刺激を与えるため、鍛えてあげると、感情コントロールが上手な穏やかなお子様に育ちます。

3歳の娘は、最初は緊張しながら1ビーズ1ビーズ高い集中力を持って作品を完成させて行きました。1つの作品を作るのに、親と作業をシェアしてやっていく段階を経て、自身で全て作る段階にまで達しました。次第に数十個も作ってくると慣れてきて、しばらく遊ぶのを辞めていたのですが、ビーズの色数が減ってきたことをきっかけに、一言声を掛けてみました。「下絵に沿ってビーズを置くんじゃなくて、好きなように置いてみたら?」。

この一言を受けて、娘は「やってみるぞ!」と前向きに捉え、楽しそうに好きなようにビーズを置き始めました。仕上がった作品はオリジナリティがあってとっても素敵!たくさん誉めてあげました。本人もビーズの色を好きなように置きながら作って行く方が楽しかったようで、そこから毎日幼稚園降園後の日課になりました。作った作品に関しては、毎回丁寧に理由を掘り下げて聞き、制作に対する本人の意思やアイデアを確認しています。そうすることで、アイデアを何倍にも広げる会話を日々の取り組みの中でできるからです。自由な発想が自分なりに出来るようになったその心の開放感を引き出し、作り上げた時の笑顔。家庭で取り組める小さな成長を大切に育んでいます。

そして更に見ていて気がついたのは、アクアビーズ遊びが終わった後は、前頭葉に刺激が送られた後なので、作り上げた達成感とともに、心の状態がとても落ち着いていることが分かりました。

元々アクアビーズで娘が遊び始めた際に、下絵に全て従わずに好きなようにビーズを置いてオリジナリティ溢れる作品を作り出す、そんなふうに1つの遊びで広がりを持たせながら遊んでもらいたいという思いがありました。何回か声を掛けていたのですが、なかなか自由に好きなように置くという段階には踏み込むことができなかったようで、下絵に習って作り続けていました。私自身もその子のペースを大事にしたかったので、様子を見ながらどんなふうに遊びが深まっていくかを見守っておりました。ビーズが減ってきたのをきっかけに約2ヶ月半で第2ステージへ!これからオリジナリティ溢れる作品作りがどこまで続くのか、とても楽しみです。

また、このアクアビーズ遊びは、数の概念遊びを入れたり、色遊びを入れたりしながら遊ぶことも出来ます。下絵に習ってビーズを置く段階では、「水色が5個、次はピンクが3個・・・」等と言って、数を数えながら進めて行きます。1つの絵に瞬間的にどの色がいくつあるのか、というのを見分ける力=視覚機能も鍛えることができます。この視覚機能や色に関しては後頭葉に刺激を与えています。自由にビーズを置き始める段階では、どの色をどこに配置するとどんな風な作品として仕上がるのか、という全体をデザインする力を磨くこともでき、想像力を高めることも出来ます。

指先を使いながら、作品としての全体をイメージしつつ、細かいパーツを1つ1つ仕上げて行く行為は、編み物の作品作りの過程ととても良く似ています。4−5歳の子供達にどのように編み物の世界に入ってきてもらいたいかを考える上で、今の娘との遊びはとても貴重な研究時間となっています。

4歳年少 幼稚園作品展〜子供達の話し合い、遊びから生まれた『冒険の世界』〜

2017.03.02


娘の通う幼稚園で、先週末年に1度の作品展が開かれました。この作品展、全て子供達の話し合い、遊びから連想して作られているんです。1ヶ月半、園での遊びを通じてイメージを醸成し、それに基づいて制作活動を行い、完成、仕上げまで。子供達と先生の話し合いをベースに、親も少しながら子供達の思いを具現化するために力を貸し、最終的に作品展として仕上がりました。娘の毎日の様子を見守りながら、子供達、先生方の本気度を見させてもらったそんな心を打つ感動した作品展となりました。
子供の主体性、社会性、協調性、想像力、巧緻性、創造性を日々の生活の中で実体験として養うことが出来たとても素晴らしい活動だと感じましたので、ご紹介させて頂きます。そして1ヶ月半に渡って子供達のイメージを醸成させ形にする継続力、これは編み物にも通じる継続と粘り強さを感じました!

「遊ぶ 考える」
1月3学期の始まりは、お正月遊びからスタート。年長、年中、年少の3学年が縦割りでグループを組み、共に活動をします。お正月のすごろく遊びから子供達の話が広がり、「冒険すごろく」をヒントに冒険の世界を作ることになりました。

「イメージを深める」
冒険の世界を冒険すごろくや絵本の世界、表現遊び、映画を見たりしながら楽しむ中で、ジャングルや海の中の冒険というテーマが浮き上がってきました。

「想像する、廃材を使って冒険の世界のものを作る」
・テーマに沿って、ジャングルにあるもの、海の中を冒険した時に出会うもの等を、廃材を使って制作。ペットボトルや空き箱等の廃材を目に、作りたいものに見立てながら友達と寄り添いながら制作。使う道具もハサミ、セロテープ、ガムテープ、マーカー、クレヨン等多岐に渡る道具を使い分けながら使い方の用途を学んでいるようでした。

・年長児の話し合いで1つの冒険の世界に必要なものを決め、大型作品作りのための設計図を描く。これは翌日父親保育参加の時間に年長児が説明をして、親が協力して子供達の世界観を具現化させるお手伝いをします。「火山」「滝」「洞窟」「大鷲」「潜水艦」の5つに決定。1つの大型作品の設計図を数名の子供達で受け持ち、大きさや仕組み等もきちんと説明します。

・2日間親の保育参加を通じて、一緒に冒険の世界の作品作りをしました。廃材だけでなく、布や木という新たな素材も加え、アイデアや作品の広がり、子供だけでは実現することができなかった難しいことも表現できる楽しさを実感しているようでした。私の娘は木工で海の中のものを作りたい!といって、カニの家族を作りました。ノコギリにチャレンジしてみたかったようで、最初の1枚を一緒に切った後は、自分でしっかり取り組んでいました。(2学期も同じようにノコギリを使いましたが、この時はすぐに断念。今回は取り組む姿勢に着実な成長が見られました。)

「仕上げ、完成させる」
2日間の親の参加保育では、大型作品は段ボールで形を作ることまでしかできません。ここからの1週間で子供達と先生で仕上げを進めて行きます。段ボールに絵の具で色を塗る、その前に絵の具をはじいてしまうところには、紙を糊で貼る。園児全員一丸となって作品展に向けて作品を仕上げて行く。毎日絵の具で色塗りをしていたようで、髪や手は落ちない絵の具だらけ。絵の具が大好きな娘にとっては、お友達と話し合いながらみんなで協力して色を塗るというのはとっても楽しい時間だったようで、園の帰りに今日幼稚園でやったことを聞くと「忘れちゃった」との一言。表情から説明できないくらいの体験をしているのを感じました。

最後は園児達が作った全ての作品を先生方が展示します。お力のある先生方ばかりで、世界観をとても上手に作り上げていらっしゃいました。子供達も自分達が目指していた「冒険の世界」が具現化し、目を輝かせながら大型作品で楽しんだり、自分達の作った作品を探しておりました。

この娘の幼稚園の作品展に向けての活動は、これまで子供達が経験し学んできたことの集大成を表現できる活動だと感じ、この一連の活動が、私自身が大事にしているニッティングスタイルと大変似ていると感じました。編み物を楽しむ中で一番必要とされることは、想像力と創造力、また粘り強さ、継続力です。作品を作り上げるまでに長く向き合う姿勢がないと、なかなか編み物で作品を作ることはできません。小さな子供達がこれだけの期間、遊びを通じてイメージを膨らませ、徐々に素材や道具、アイデアを深めながら迎える作品展の活動は、私自身が子供達へ編み物を教えるに当り、大変学ぶものがある活動でした。

《海の世界の冒険 潜水艦》

《ジャングルの冒険 滝 火山 洞窟 大鷲》

4歳 “楽しい!”という実体験が子供の記憶を豊かにする〜芸術鑑賞で脳育〜

2017.02.24


私自身が子育てで大事にしていること、それは「楽しい!という実体験をさせること」。この「快」な感覚を持って体験したことは、五感と一緒、感情とともに記憶され、子供の長期記憶の定着に一番影響します。4歳の娘は美術館が大好き。美術鑑賞をしながら楽しく様々なインスピレーションを受けている経験を積み重ね、記憶が豊かに広がっているのを感じています。

今回は先日訪れた美術館での様子と子供の記憶について書いてみたいと思います。

私達家族はアート展を家族一緒に楽しむことが好きで、毎月1回くらいは何らかの展示会に足を運んでいます。4歳の娘は、生後4ヶ月くらいのときから定期的に美術館に行っており、日本だけでなく、上海、パリ、ニューヨーク、ハワイと海外の世界有数の美術館や展示会にも足を運んでいます。

私自身、幼少の頃は美術館やアートが苦手で、学校の社会科見学以外で訪れることはなかったのですが、社会人になり、仕事で関わってからは、アートに触れる時間が大変豊かで、様々な刺激を与えてくれ、インスピレーションが湧く源泉であることを感じ、定期的にアートに触れる時間を楽しく作るようになりました。

娘にはできれば小さい頃からアートを楽しんでもらえる環境が作れたらという思いがあり、赤ちゃんの頃から家族で訪れては娘に様々な言葉を語りかけてきました。展示の内容も親の好きなものだけにせず、ジャンルや時代を問わず、一緒に行って会話をしながら見る時間を作っています。祖父母含めた三世代で行くことも多く、娘のアートに対する反応も出てきて、最近では気に入ったギャラリーからは娘が動かず見ているという状況も生まれています。

今月行った美術館、展示会は2つ。1つ目は、熱海市にある「MOA美術館」http://www.moaart.or.jp/
祖父母含めて三世代で訪れました。今月頭にリニューアルオープンしたばかりで、展示スペースの設計は、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏によって主宰される「新素材研究所」が手がけました。立地環境と展示スペースの空間の使い方は素晴らしく、スタイリッシュで洗練された空間に置かれた杉本博司さんの作品、また重要文化財の作品は、来場者にとって大変素晴らしい印象を受けました。
娘は現代アートやデジタルアート、ビデオアート等が好きなので、自分の興味のある作品は少なかったようですが、それでも巻物に書かれた紫式部や西行の絵を見て、「これ百人一首だ!」と言っていたり、大きな屏風に西洋絵画が書かれたものは親しみがあったようでじっと食い入るように見ていました。私自身も子供が飽きないように、また自分の志向を持つようにという思いがあり、重要文化財の作品に関しても素通りしてしまってはもったいないので、「好きなものがあった?」「ママはこれが好きだよ」等とコミュニケーションをとりながら、一緒に見て回りました。見終わった後の帰りの車内では、三世代でどんなふうに感じたかの会話。娘自身、自分の感じ方以外に他の人がどう感じたかということもきちんと受け止めることができていて、家族でとても良い体験ができました。翌日自宅で突然いくつもの絵を紙に書き出し、「美術館ごっこ〜」といいながら、自分にとっての美術館という空間を表現しておりました。このような反応は今回が初めてで、自身が体現したことをアウトプットしてくれた瞬間でした。

もう1つ訪れた展示会は、日本橋茅場町で期間限定で開催している「見て食べる体験型デジタルアート 食神様の不思議なレストラン」https://tabegamisama.com/
世界最高峰のデジタルアート集団“モーメントファクトリー”が手掛けるミステリアスな和食の世界。稀代の料理人とのコラボレーションで生み出される新感覚の“見て食べる体験型のデジタルアート展です。現在未使用のビルの有効活用として開催されていました。四季と自然が育む米や食材をモチーフにしたプロジェクション・マッピングやシノグラフィー(光と音の舞台装置)により、日本人が知らなかったユニークでミステリアスな和食の世界を創り出し、世界中で愛される和食の魅力を再発見していく。
本アート展は、ただ見るだけでなく「見る」「触る」「聞く」「嗅ぐ」「食べる」という五感で体感する新感覚の展覧会。古事記をエッセンスにし、来場者は五穀豊穣の神様の使いであるキツネに化かされて神々の住む森へと迷いこみ、神様のレストランを目指す途中で和食の魅力を体験していくストーリーで展開しています。

デジタルアートは、現在ではチームラボが代表的で、娘も小さい頃から触れており、とても好きなので、この独特な世界観を上手に楽しんでおりました。0歳の息子も不思議な世界観が面白いようで、目をキラキラさせながら五感のアンテナがフル回転しているようでした。

このような芸術鑑賞は、脳の中でも頭頂葉の部位に刺激を与えます。また、五感や感情を伴う実体験は、長期記憶に一番影響しやすく、特に1回「楽しい!」という「快」な印象で記憶に残ると、次回以降も「美術館=楽しいところ」という記憶で繋がるので、自主的、前向きな気持ちで捉えてくれます。
このように芸術鑑賞に限らず、子供の頃にたくさんの楽しい実体験を積むと、脳の中で様々なシナプスが生まれ繋がって行き、フィードバックを繰り返しながら強固なものに育っていきます。記憶の中でも短期記憶、中期記憶、長期記憶とありますが、短期記憶は、容量も限られており、リハーサルをしていないと維持できない記憶ですが、それに対して、長期記憶は、容量は膨大、無限大で一生残る記憶となります。幼少の頃にこの長期記憶の容量を広げておくことがとても大切で、ぜひお子様に様々なたくさんの「快」な実体験をさせてあげたいですね。

4歳 バレンタインお菓子作りで脳育 

2017.02.16


先日バレンタインに合わせて、4歳の娘とお菓子作りを楽しみました。せっかくの機会なので、無理なく楽しみながら脳育も意識して取り組めたらと考え、2種類の味のクッキーとチョコレートを5人分作ることにしました。
クッキングは、脳の中でも頭頂葉という五感、ボディーイメージ、視空間認知力を司る部位を多く使うことが分かりました。このように日常的に楽しめることを脳育的観点から意識して行えることは多く、遊びの中で脳育体験をすることが出来ました。以下具体的にご紹介したいと思います。

まずは、4歳の娘が飽きずに疲れず最後まで取り組むことが出来るよう、テンポよくクッキーとチョコレートを作る作業を進められるよう、要領を整えました。

チョコレート作りは、動物の型に湯煎したチョコを流し込む作業です。これはボディーイメージと視空間認知力を高めています。自分が空間に対してどのように手を動かすと上手に綺麗にチョコレートを流すことができるのかを考えながら作業をしています。手を動かしながら集中力を必要とします。

クッキー作りは、粉を混ぜ、丸め、伸ばし、型を抜き、焼く作業です。粉を混ぜる作業では、ボールから粉が落ちないように上手に混ぜることを意識。こちらもボディーイメージと視空間認知力を鍛えています。また捏ねながら丸める作業は、触感を楽しむことができ、五感を刺激しています。型を抜く作業では、出来た生地にどう型を配置したらよりたくさんのクッキーが作れるのかを意識しながら行います。この時は、形を理解し意識することが大事で同じく視空間の認知力を養うことができます。

結果、お菓子作りは、視空間の認知力、ボディーイメージ、五感、形の理解というすべて脳の頭頂葉という部位で司る能力を鍛えることができると分かりました。クッキーの形を作っているときは手先、指先も使っており、こちらは前頭葉も刺激しています。

クッキー、チョコともに出来た後はラッピング!まだ4歳の娘には難しかったですが、作ったものを5人の人に分けることを意識して、袋に入れていきます。何個づつ入るかな?と声を掛けながら、数の概念のトレーニングを行いました。まだかけ算や割り算は分かりませんが、こうした実体験を通じてものを分ける経験を積んでいると、算数の世界にも自然と入って行くことができるかなと思っています。ラッピングの袋に入れる作業も実は容易な作業ではなく、手先をたくさん使って袋を開け、この空間にどのように入れると上手に入るのかを考えながら進めることになりました。

作り始めてから最後のラッピングまで約3時間。ほとんど集中力を切らさず、最後まで作り上げました!

作る数が多かったので、娘はどこまで取り組むことが出来るのか様子を見ながら進めてきましたが、こんなにも長い時間、また全ての工程を自主的に取り組むことができました。完成後はその頑張りをとても誉めてあげました。作り上げた喜びとやりきった達成感は、クッキングが楽しい!という快な経験として、五感と一緒に記憶に残ると思います。子供の頃に大切にしたい記憶とは、このような実体験を通じて五感と一緒、感情とともに刻まれる長期記憶です。脳における長期記憶の量は無限大と言われていて、たくさんの実体験させてシナプスを強固にしていってあげたいですよね。(実はこのお菓子作りの後、キックスクーターに30分乗って、自分自身で作ったものを届けるというミッションを与えています(笑))

今回のお菓子作りを通じて、クッキングは自身の手を使ってものを創造すること。脳の前頭葉、頭頂葉、後頭葉をバランスよく使うことができました。
毎日のお料理でもたくさん私達は脳を使っているんですね。

日頃の取り組みの中で脳を使うことはたくさん!そんな中で脳育的観点から物事を見て掘り下げて捉えてみると、実は手軽に気軽に脳育できることって多いんですね。親としても娘と一歩距離を置いて客観的に接することが出来、とても充実した有意義な体験となりました。

娘4歳の誕生日 ギフト教育の観点から育児の見直しと今後の育て方について

2017.02.08


娘が先日4歳の誕生日を迎えました。2月生まれにも関わらず、身長は年少クラスで一番大きく、大きな病気もなくすくすくと健康に明るく育ってくれている娘にとても感謝しています。

昨年末ギフト式乳幼児教育アドバイザーの資格を取得し、0−3歳の3年間で脳の80%が形成され、この時期がその子の人格形成に最も影響を与える時期であることを知りました。既に4歳を目前としている娘において、これまでの育児の見直しをし、どんな土台(ベース)が培われていて、今そのベースにどんな能力が個性という芽として出てきているのかを真剣に考えるきっかけになりました。

ギフト教育を学ぶ中で、脳の形成過程を軸に考えると、それは胎内にいた時から始まっており、娘がお腹の中にいた時に、私自身がどんな生活をしていたのか、どんなことを楽しいと思って感じていたのか、その時から遡ってひも解き始めました。お腹の中に赤ちゃんがいる時、赤ちゃんはママが見ているものを胎盤を通じて受け取り、お腹の中で同じものを見ています。ママが心地いいと思ったことには、βエンドルフィン(別名「幸せホルモン」)が分泌され、同じように胎盤を通じて赤ちゃんに流れ込んでいます。産後娘を育てる中で、娘が意識を向けることや好きになることは、実はお腹の中にいた時に私が触れていた世界観と通じるものが多いと言うことが娘のアウトプットやコミュニケーションが増えるにつれ見えてきました。(具体的なお話は別途記事として投稿したいと思います。)

さて、4歳まで育った娘を客観的に分析し、どんな本能が伸びてきているかな、好きかな、得意かな、逆に苦手意識を持っているものはあるかな、好きにならない遊びはなにかな、それはなぜなのかな、どんな育て方をしてきたからなのかな、今後個性として引き出してあげたい分野はどんなものだろうか。ギフトを学べば学ぶ程、親として作ってあげることができた環境と、全くできなかった環境=育て方が浮き彫りになってきました。

私にとっての娘の育ちは、親になって初めての子育て。右も左も分からず、様々な本を読みながらも自分なりに考え、夫婦で話し合ったり、親に相談しながら、ここまで進めてきた育児。正解もなく、これで本当にいいのかという自信も持てずに向き合ってきました。その中で1つ分かったことは、親の好きなことはどんどん取り組ませておりましたが、私自身(母親)が苦手だと思うことはやらせずに育ててきてしまったという事実です。バランスよく育てるという意識が欠落しておりました。

今娘が好きなことや得意なことは、実際に脳のどの部位を多く使う遊びが多いのか、どの分野が発達してきているのかを抽出し、逆に触れてこなかった遊びは脳のどの部位を発達させる遊びなのか。脳の部位別に分析して、得意なことと触れてない遊びが同じ脳の部位を発達させる場合、これからどんな遊びを入れてあげて伸ばしてあげると、脳の神経伝達回路が繋がってくるのか。またその時に、その子の能力に合わせてスモールステップをしながらレベルを段階的に上げ下げしていき、苦手意識を持たせないで、「楽しい!できる!」という状況で受け入れてもらえるのか。ギフトで学んだ脳育の遊びをさりげなく日々の生活に取り入れて娘の能力をチェック。この分野はこの程度、この分野は親が触れさせてあげてなくても結構育っている、この分野は年齢に対して理解が低いな等、分析をしました。できること、できないことを年齢に対してみて行くのではなく、適期を見ながら育てて行くことを意識し、脳の90%が形成される幼稚園卒園までの6歳を目標に、バランス良く娘の脳を育て、たくさんの神経回路を通わせてあげ、その土台を整えてあげた上で、好奇心を強く持つことには個性として伸ばしてあげたいという目標を私自身も持つことにしました。

最後に、4歳の誕生日プレゼントは、親からは図鑑をプレゼント。本が大好きな娘には、少しでも自ら学びたいという好奇心を育てて欲しくこちらをチョイス。祖父からは一輪車を。小脳で司るバランス感覚を日頃磨いている娘。2歳でスクーター、3歳1ヶ月で補助輪を使わず自転車に乗ることが出来ました(ヘンシンバイク)。このバランス感覚を小さいうちから継続的に育ててあげたく、元々小学生が一輪車に乗る姿を見て興味を持っていたので、祖父から贈って頂きました。祖母からはリカちゃん人形。4歳の女の子と言えば、皆がプリンセスに憧れを持つ時期。ごっこ遊びが大好きな娘は、リカちゃん遊びをする中で、自分を重ね合わせ、プリンセスの気分を味わうことができます。様々な場面を想定して話を作る遊びを通じて、優しい人の気持ちがわかる豊かな心を育てて行って欲しいと思っています。

ギフト、それは生まれ持った才能という意味。
ギフト教育を学び、自分が構成する育児に少し自信を持つことができ、3歳を過ぎ脳の形成過程90%を迎える第2ステージを生きる娘に、今日、今、この時間、この場所でどんな遊びをして上げたらいいのか。その場にある身近なものでできる脳育遊び。親としての知識とノウハウを習得し、私自身も娘と接する時間の大切さを肌で感じ、日々の育児がとても楽しくなりました。

具体的な取り組みを少しづつBlogでご紹介していき、皆様からも暖かい眼で見守って頂きたいと思っています。

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