Knit Grace初、夏休み特別企画小学生向けのキッズニットワークショップの1回目が昨日ボヌールドサクラで無事開催されました!未来のニットカルチャーを担う子供達へのニットパフォーマンス。最初にそのカルチャーと出会った時の印象がその後のイメージを作ります。子供達が楽しい、オシャレ、これからも続けてみたいと思う企画を考え、実際この日を迎えることが出来ました。
今の子供達が生きていく社会は情報化社会。何でもインターネットを駆使すれば手に入り、情報収集が出来る時代。手を動かして実際自分が体験して、ものを作り上げていく機会がどんどん減少してくると感じております。
だからこそ、手を使って、時間をかけて作ったものに対する評価や価値が今後高まると感じております。
今回参加して下さったのは、小学1年生のお子様が2人、小学2年生のお子様が1人、合計3名のご参加で、ニットバック作りに挑戦!改めて参加してくれた3名のお子様との出会いに感謝をしております。
レッスン中にもたくさんの発見がありました!
全員編み物初めてでスタート!
最初は、サンプルのニットバックを見ながら、糸やボタン、リボンを自分が作りたい色に変更。今回ご参加下さった3名は、イメージを自分の頭の中で組み立てることが上手なお子様で、ささっと自分の作りたい糸、リボン、ボタンを選ばれました。サンプルと同じがいいという発想を持つ子はいなく、3名全員が自分なりのオリジナリティを発揮したいという意志を感じ取ることが出来ました。
次に、「作り目」「ガーター編み」の習得。
作り目は持ち方や手の動きに不安を感じながらも、自分達なりに解釈しておりました。
ガーター編みは作り目の後だったのか、糸の動き、目の向き、針の使い方等そこまで時間を要さずスムーズに習得。
そこから先は、ノンストップで編み続けます。すごいすごい、休憩無しで、1段ずつ段が増えていくのが楽しい様子で編み続けます。サンプルのバックを参照に、自分は今どのくらい編んでいて、どんな大きさになるのかを、実際に当てて確認しながら前向きに進んでいく。子供達の笑顔と真剣に編む表情が交互に出ており、とてもいい雰囲気でした。
自分の手でモノを作っている時間だからか、関連して、学校の作品展の話、実際自分が今家でどんなものを作っていて、なぜそれを作ろうと思ったのか等、たくさんものづくりに関するお話を聞くことが出来ました。
ものを作る過程は時間がかかってもいい。
好奇心が探究心にスイッチ。
探究心が出てきてからが本番です。
なんど作り直しても良い。それは失敗ではありません。
時間がかかっても納得したものをつくること。
最後まで完成させたいと思う気持ちが粘り強さや継続力を養います。
そして集中力はこの過程で身につきます。
1つ作品を作り上げ、2つ目を作りたいという気持ちが芽生えたなら、挑戦させてあげて欲しい。
どんどんやってみたいと思う気持ちが、物事に対する「深さ」を教えてくれます。
「深さ」を知ると、他の物事と触れ合った時に、「深さ」があるのかな?という問題提起を持つことができ、
「深さ」を知るポイント、コツも見えてきます。
そしてその「深さ」を知ると自分を強くしてくれます。
今のニットカルチャーを未来の夢のあるニットカルチャーに変えたい。
私のこの取り組みのメインとなるのが今の小学生。
彼ら彼女達にふれ合い教える過程を通じて、様々な「気づき」をもらい、学び、
1つ1つカタチにしていきたいと思っています。
小学生向けのワークショップは、8月6日、20日ともにご予約が可能ですので、お気軽にご連絡下さい。
http://www.knitgrace.com/2015/07/05/920/
お問い合わせ:Knit Grace 横山 info@knitgrace.com